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ぐるりのいずみ

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ラビリンス

最近、急に思いだして、どうしても見たくなった映画『ラビリンス』。
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DVDを買ってしまいました。
1986年に製作されたファンタジー映画です。

小さい頃におじいちゃんの家に遊びに行くと、必ずと言っていいほどビデオを借りてきては
繰り返しみていた作品です。
まだ我が家にビデオがなくて、新しいもの好きのおじいちゃんの家で、ビデオを見るのが
楽しみだったのです。
なぜ『ラビリンス』だったのかはさっぱり覚えていません。
でも、作品自体の面白さと懐かしさとおじいちゃんの家の楽しい記憶が入り混じって、
私にとっては特別な映画です。

若かりし頃のジェニファー・コネリーが主役のサラを、サラが迷い込む「ゴブリンの国」の
魔王ジャレスをデビット・ボウイが演じています。
そして、製作総指揮は、ジョージ・ルーカス。

今回改めて見直してみて、想い出とかを抜きにしても、結構よくできた映画だったのだなぁと
再認識しました。
何しろ1986年の作品なので、いまの技術からするとCGなんてお粗末だし、出てくる
ゴブリンやモンスター達はほとんどマペットで、「ゴブリンの国」もいかにもセット、ですが。
でも、その時代できる限りの技術で、ディティールにもこだわって作られているのがわかります。
さすが、ジョージ・ルーカス。

そして、なんといっても、サラ役のジェニファー・コネリーの美しさ!
ラビリンス_a0155452_1505330.jpg

物語の中盤の夢の世界で、サラとジャレスが舞踏会でダンスをするシーンがあるのですが、
幻想的でちょっと切なく美しく、思わずうっとりしてしまいます。
ジェニファー・コネリーは、この時14歳。
ティーンエイジャーが持つみずみずしいオーラを放って輝やくばかり。

もちろん、デビット・ボウイも妖しい魅力をみせていて、この人は本当に多才な人なのだと
わかります。
デビット・ボウイは、自分の楽曲を多く提供していて、作中でもよく歌っていました。
これはデビット・ボウイのミュージカルなのか?と思うほど。
でも、音楽がストーリーにはまっていて、ジャレスをより魅力的に見せることに成功しています。

この映画を、今の技術でリメイクしたら面白いだろうなぁ、と思いつつ、やはりこの映画は、
ジェニファー・コネリーの初々しさとデビット・ボウイの妖しさがなくては成り立たない、と
思いなおしたりしています。
by simo_kuri | 2010-05-27 02:20 | 見る