自動車好きのAちゃんとSくんのご要望により、午前中は、『
トヨタテクノミュージアム』へ。
またの名を『産業記念会館』。
トヨタグループの歴史と技術を集めた博物館です。
外観は赤レンガ。
横浜みたいだねぇ。
元々は、自動織機の試験工場だったそうです。
趣きがあって素敵です。
入口の正面には、トヨタの創始者、豊田佐吉が開発した環状織機が置かれています。
動力の無駄を失くし、幅の広い布を織れる、ということで画期的な自動織機だったのですが、
メンテナンス性の悪さから、実用化されなかったとか。
でも、この館のシンボルとして設置されています。
一日に何回か実演もされています。
紡績業から、その機械加工技術を活かして、自動車製造を始めたトヨタ。
館内の展示も、繊維機械館と自動車館の2つに大きく分かれています。
繊維機械館は、糸紡ぎから最新の自動織機まで、繊維業に関わる道具や機械が、フロア全体に
ずらりと並んでいます。
展示室というよりは、どこかの工場のような雰囲気。
これは、糸紡ぎや繊維の原材料など。
各所に、係のお姉さんやおじさまがいて、実演をしながら、各工程と繊維機器の歴史を
説明してくれました。
特にガイドツアーをお願いしたわけではないのに、一度説明を受け始めると、
あれよあれよという間に、次々とお姉さんとおじさま達がバトンタッチしていき、
全行程の説明を受け終えるまでに40分。
見事な連携プレーで、まるで社会科見学のようでした。
観光でなんとなく来た人にも、楽しみながら理解してもらえる、という意味で、
この、ほどよく強引なガイドサービスはよい仕組みなのかもしれない。
ただ、次から次へと熱心に説明してくれるので、勢いに負けて写真を撮りそこなったことが残念。
糸紡ぎの機械とか興味深かったのに。
後半は、自動車館。
まずは、材料試試験室というところで、金属の強度をはかる機械などが展示してあります。
何だか昔の学校っぽい。
こちらは、トヨタ初の試作自動車「A1型」の製作過程を再現したもの。
クラッシクカー、かっこいいー。
こちらは、大量生産を目指した「AA型」。
当時の扉は、観音開きでした。
発売当初は「トヨタ」ではなく、「トヨダ」。
車のフロントにつけられたロゴも、漢字で「豊田」。
このロゴ、モダンでかっこいい。
お土産コーナーに、ストラップがあったので、買ってきました。
自動車の内部、エンジンとかステアリングとかトランスミッションの展示のあったのですが、
うーん、ごめんなさい、この辺、よくわかりません!
機械好きにはたまらないのかもしれないのですが。
「AA型」のほかにも、往年の名車がならんでいるコーナーがあったり、製造工程を見せてくれる
コーナーがあったり、盛り沢山です。
CELICAやCROWNに混じって、フォークリフトが置いてあったりするのが面白い。
それから、i-unitも。
「愛・地球博」で展示されていた一人乗りの車。
時間によっては、実際に乗ることもできるみたい。あ、動かせないですが。
そうそう、パートナーロボットも展示されていたのでした。
トランペットの演奏を見ることができました。
トランペット吹くようだからだけど、おちょぼ口なのが、かわいかったです。
他に、テクノランドと名付けられた繊維機械や自動車に関係したアトラクションやゲームを
体験できるエリアもありました。
子どもに混じって一通り遊んできました。
台風なみの風速を感じられる機械とかもあって、面白かったです。
外の出ると、まだ雪が降っている・・
寒いよぅ。
寒いしお腹もすいたし、体をあっために、次はお昼ごはんです。