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夏の京都旅行 その6

京都の最終日の朝は、『三十三間堂』から。

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正式名称は『蓮華王院本堂』。天台宗の仏堂です。
堂内の柱間が33あるので、『三十三間堂』。

中央に千手観音坐像が安置され、その左右に、1000体の千手観音立像、
風神・雷神像、二十八部衆立像がところ狭しと並びます。

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細長いお堂にずらっと仏さまが並んでいるのは、壮観。
千手観音立像は、同じように見えて、全部少しずつ違う。

これは、この後の予定がなければ、半日位かけてじっくり見るのがよいかもしれない。

お堂の裏側(西側)の縁側では、その昔、南端から北端まで120メートルの距離を弓で射通す
「通し矢」という行事が行われていたそうです。

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お堂の柱に矢が刺さってしまうこともよくあったようで、良く見ると矢でできた穴があいているし、
柱を守るために、南側に防護のための覆いがかけられています。

本堂は国宝指定されていますし、もう縁側で通し矢を行うことはありませんが、
本堂西側の特設射場で矢を射る「三十三間堂大的全国大会」というイベントは今も行われているようです。

次に向かったのは、『養源院』さん。
三十三間堂の向かいにある浄土真宗のお寺です。

秀吉の側室・淀が、父親である浅井長政の供養のために秀吉にお願いして作ったお寺。
その後、消失してしまいますが、徳川秀忠の正室になっていたお江の願いで、再興されています。
お茶々が作って、お江が再建した、とは何ともタイムリーなお寺。

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でも、ここを訪れたのは、『江』の関連ではなく、俵屋宗達の杉戸絵が見たかったから。
伏見城の戦いで城を守り、自刃して果てた鳥居元忠とその家臣達の供養のために、描いた絵です。
しかし、さすが俵屋宗達、ただの絵ではない。
かなり奇抜な象や獅子が描かれています。

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本物の写真は撮れなかったので、代わりに玄関に置いてあった石板。

ちなみに、鳥居元忠達の切腹した時の血の跡が残った廊下の床板を使った「血天井」も有名です。
いやー、供養のためとはいえ、生々しいわー。

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お次は、『智積院』。真言宗智山派の総本山です。
総本山だけあって、かなり広くて立派なお寺さん。

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この『智積院』さんには、長谷川等伯の障壁画が収蔵されてます。

これはその宝物庫の入り口。
何だか、古い体育倉庫みたいですが、ちゃんと自動ドア。

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中に入ると、等伯とその息子久蔵、弟子たちの描いた豪華絢爛な桜図、楓図、松に梅図、など
が展示されています。
こんな作品があるとは知らなかったので、得した気分。

こちらは、講堂。
五色幕の鮮やかさに目を奪われました。

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それほど珍しいわけでもないのに、夏の日差しの下に、風にはためいている様は惚れ惚れします。
五色幕って、こんなに美しかったのか。

大書院には、「利休好みの庭」が。

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石組と植込みが交互に配置された作りは見事。

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私が訪れた時には、他に拝観者もいなくて、ゆっくりと静かにお庭を眺めることができました。
ダイナミックな作りなのに、不思議と心が落ち着くお庭。

あぁ、このお庭、好きだなぁ。

お庭に面した客殿には、宝物庫にあった障壁画のレプリカが。

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何とも艶やか。

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基本的には、禅寺の方が好きなのですが、この『智積院』さんは、私好み。

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お庭やお堂が美しいこともその理由ですが、ただの観光寺ではなく、修行僧の方が立ち働いて
いる姿が垣間見え、凛とした空気が流れていたから。

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ちなみに、お盆が近いので金堂では法要が営まれていました。

そして、最後に、この旅行の3つ目の目的、『京都国立博物館』へ。

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「百獣の楽園-美術にすむ動物たち-」と題して、動物が登場する作品を集めた特別展です。
今、京都の国立博物館は平常展示館を建て替え中で、特別展の時しか入ることができません。

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改修が終わるのは、2013年度。
今年、東博のパスポート会員になって、京都の博物館にも無料で入れるのに、見たいと思う
特別展がなかなかなくて、残念に思っていたのです。

今回は、夏休みということもあってか、彫刻も絵画も工芸品も、とにかく動物なら何でもあり、の
楽しい企画。
これは、絶好のチャンス!

東博もそうだけど、京都も明治の建築らしい趣きがあって、眺めているだけで楽しい。

正面入り口の上にギリシャ神話みたいな、和洋折衷な雰囲気の彫刻。
あぁ、明治っぽいなぁ。

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展示内容もバラエティに富んだ作品ばかりで、なんとも楽しい企画でした。

博物館を後にして、遅めのお昼ごはん。
七条大橋のたもと、鴨川沿いにある『Obyan Cafe』さんです。

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窓際の席に座って、鴨川の流れを眺めながら、ランチをいただきました。

ランチのセットには、ドリンクとサラダをスープ付き。

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メインはアツアツの石焼鍋に入ったタコライス。

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はふはふしながら、チーズとたまごがとろーりのごはんを味わい、あぁ、京都も今日で終わりかぁ、
としみじみ。

朝から歩き通しだったので、お昼ごはんの後は、のんびり錦を眺めたり、お土産ものを物色しました。
もう何度も京都には来てるし、東京で買えるものもたくさんあるとわかっているのに、
やっぱり来るたびに、色々買ってしまうのだよね。

さて、最後は京都駅で『宝泉』さんに。

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新幹線の出発待ちのひと時に、「京しぐれ」をいただきました。
ほんのりうす甘い寒天に、甘納豆。
口に入れるとほろっと崩れる寒天が舌に心地よい。
さすがだなぁ、宝泉。

新幹線の中、充実した旅行だったなぁ、と満足しながらも、
さて、次はいつ京都に来ようか、もう次の旅行プランをあれこれ考えながら京都を後にしました。
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by simo_kuri | 2011-09-11 01:46 | 遊ぶ

夏の京都旅行 その5

建仁寺の次は、東に進んで圓徳院へ。
高台寺の塔頭の一つで、秀吉の正妻、ねねが住んでいたお寺です。

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夏のこの時期は、高台寺と圓徳院と合わせて、百鬼夜行展を開催していました。
高台寺では燈明会という夜間のライトアップもあります。
なので、高台寺の方は夜間拝観に行くことにして、まずは圓徳院さん。

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さほど大きいお寺ではないのですが、秀吉ゆかりの茶室があったり、
長谷川等伯の襖絵があったり、と見ごたえのあるお寺さんです。

お庭もステキなんです。
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池泉式回遊庭園なのに、枯山水、という面白い作り。

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圓徳院さんの前には、『祇園辻利』のカフェ『茶寮都路里』があります。
祇園の本店はたいてい長い行列ができていて、入るのには尻込みしてしまいますが、
こちらさほど混雑していません。
お店も小さく、よくある売店兼お休み処みたいな雰囲気にもありますが、
夏の京都に来たら、やっぱり抹茶は食べとかないとね、ということでここで休憩。

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頼んだのは白玉パフェ。
料金追加いて、バニラアイスを1つ抹茶アイスにしてもらいました。

が・・・うーん、期待し過ぎたのか、イマイチ物足りない、
というか、あまーい!!

暑さで甘味に過敏になっていたのか、ほんとに甘味が強かったのかわからないけれど、
私としては不本意な結果。

確かにそこらのアイスや抹茶のお菓子よりはよい味なんだけど、もっとガツンと濃いい抹茶を
期待してたので・・・

何か納得いかないので、リベンジしたいですね。

あっ、でも白玉はもちっとな、で美味しかったです。
あと、待っている人に凍ったお手拭きを配るあたりの心遣いはさすがでした。

夜間拝観までは間があるので、円山公園を散歩しながら、夜を待ちます。

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近くに人がいても、我関せずで歩き回るあひる氏。

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日も暮れて、ようやく高台寺に。

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石段を登った先には、ずらりと並んだ灯籠が。

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方丈に入る前からワクワクしてしまいます。

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高台寺さんの境内には、天満宮があって、その脇にはおなじみの牛さんが。

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燈明に照らされて黒光り。妙に艶めかしい。
そして、なぜかマニ車も。せっかくだからぐるっと一周してきました。

方丈の中は、撮影禁止でしたが、百鬼夜行絵巻物や幽霊画が展示されていました。
生け花やお香などで展示スペースの雰囲気を盛り上げているのも楽しい。

方丈の前庭で音と光のパフォーマンス。

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アフリカンな音楽に合わせて、前庭に白砂の上に次々と鬼たちの姿が現れては消えていく・・

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方丈をぐるりと回って、お庭に降ります。

ここは臥龍池。

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鏡のような水面に映る樹々が神秘的。
出てくるのはため息ばかり。

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お庭の奥には、秀吉ゆかりの茶室、傘亭と時雨亭があり、その後ろには竹林が。

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竹林のライトアップはいつ見てもよいなぁ。
いつまででも見ていたい気分。

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高台寺さん、また季節を変えて訪れたいお寺さんでした。

ホテルに帰る前にお夕飯です。
四条烏丸の近くにある『鹿ケ谷』さんへ行きました。

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「京野菜」ではなく京都で育った野菜「都野菜(みやこやさい)」にこだわっているお店です。

お通しはじゃがいもと根菜の冷製スープ。
おばんさいの3種盛りは、鷹ヶ峰とうがらしのジャコ炒めと色どり野菜のきんぴら、
トマトと大葉のナッツ和え。

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焼き野菜は、賀茂ナス。
甘い白みそととろけるチーズがベストマッチです。
湯葉さしは、うーん、まぁ、ふつう?
もっとやわらか、トロっとしてるのが好きです。

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おつけものに、〆のごはん。
たらこのお茶漬けです。

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ふっはー、幸せだぁ。
しかもこの日は、ドリンクが半額!
ステキすぎる。

ほかにも美味しそうなメニューがたくさんあったから、これはまた京都に来た時に
来なくては。
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by simo_kuri | 2011-09-01 00:57 | 遊ぶ

夏の京都旅行 その4

京都旅行2日目。
朝はのんびりめで、10時頃に出町柳へ。

賀茂大橋からは見る大文字。
五山の送り火はもうすぐです。
まぁ、その日はもう東京に戻っているのですが。

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この日は下鴨神社へ。

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今回の旅の目的の2つ目、下鴨神社の『納涼古本まつり』です。

元々下鴨の糺の森が好きなのに加えて、森見登美彦の『夜は短し歩けよ乙女』に影響されて
一度行ってみたい憧れのイベントだったのです。

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この日は少し曇っていたので、前日のようなじりじりした暑さはないものの、湿気を含んだ
空気が肌に貼りつくようで、気持ちが悪い。

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それでも、糺の森の木陰に入ると、空気が変わって、幾分暑さが和らぎます。

たくさんの書店がテントを広げ、本棚やワゴンが立ち並ぶ。
掘り出し物を見つけようと、多くの人が真剣に本を眺める姿に、私もワクワク。

私のお目当ては、児童書コーナー。
デイビット・マッキーのまほうつかいメルリックのおはなしのシリーズがほしくて。
すごくいい絵本なんですが、もう絶版になってしまっているのです。

棚をひとつひとつじっくりと探して行きます。

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かなりゆっくりと隅まで探したつもりでしたが、結局メルリックシリーズは見つかりませんでした。

まぁ、絶版の絵本なんてなかなか出て来ないことはわかっていたので、仕方ない。

集中して本棚を見つめていて、少々疲れたので、通路に置かれた床几に座って一休み。

朝ごはん代わりに出町ふたばで買ってきた豆もち&くずまんじゅうをいただきます。

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豆もち、何度食べても美味しいなぁ。
夏のメニューのくずまんじゅうもぷるんとした食感でのどに嬉しい。
ただ、しばらく持ち歩いて温まってしまったので、くずまんじゅうは、買ってすぐに食べれば
よかったかも。

メルリックは見つかりませんでしたが、前から欲しかった別の本は見つけたので、お買い上げ。

『かしこいビル』と『ピーター・ラビットのたのしい料理』

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特に『ピーター・ラビットのたのしい料理』の方は、最近ずっと知りたいと思っていた
『パイがふたつあったおはなし』のダッチェスさんの作るパイの作り方が載っていて、うれしい。

考えていたのとは違ったけれど、うれしい収穫があったホクホク(^-^)
満足して、糺の森を後にしました。

さて、豆もちは食べたけど、お腹はへったんで、お昼です。
向かったのは、『祇園 萬屋』さん。

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花見小路の裏にある小さなおうどんやさんです。

ここの名物は、ねぎうどん。

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九条ネギが「これでもかっ」って位にたっぷりと。
甘みがあって、柔らかいネギと、だしの聞いたうすあじのおつゆが、よく合うんです。
暑い時に熱いおうどんはどうかなぁ?とも思ったのですが、これは美味しい。
これ、家でも作りたい。


午後の始まりは、『建仁寺』から。
臨済宗建仁寺派大本山です。
京都では最も古い禅寺で、開山は栄西。

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『建仁寺』は、俵屋宗達の『風神雷神図』があることで有名。
これは、陶板で作った複製。本物は、京都国立博物館に寄託されています。

いやぁ、複製とは言え、やっぱりいよね、俵屋宗達は。

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俵屋宗達以外にも、海北友松の襖絵『雲龍図』も見れます。

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『建仁寺』の方丈のお庭は、『大雄苑』と呼ばれる枯山水庭園なのですが、残念ながら屋根の
葺き替え工事のために、足場が組まれていました。

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お庭の横の通路から、法堂へ移動。

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天井には、小泉淳作の『双龍図』。

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迫力のある絵で、写真も自由に撮れるのが嬉しい。
でも、私は、妙心寺の龍の方が好きだなぁ。

戒壇が、黒と赤でシックモダンなのがよいですね。
こういう色合いは、やはり禅寺。
落ち着くわー。

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ふたたび方丈に戻って、今度は中庭。

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苔が茶色くなってしまっているのが残念ですが、しみじみといいお庭です。

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縁側に座って、しばしほけーっとしてしまいました。

『風神雷神図』は、ここにも。これも複製屏風です。
右側は、書道家の金澤翔子さんの作品。

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三門に安置されている十六羅漢のミニュチュア版も展示してあって面白かったです。
十六羅漢て、一応、徳の高い修行僧の位置づけですが、像や絵を見ると、いわゆる聖人然とした
人が少ないんですよね。不思議。

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○△□の庭も工事中でした。うむぅ。これは葺き替えが終わったらまた来なくては。

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法堂と方丈の拝観を終えて境内をぶらぶらしていると、やけに魔利子天堂への道案内の
立て札が目に入ったので、寄り道。

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桔梗が美しい小道を抜けて、魔利子天堂さんへ。

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魔利子天は、猪に乗った姿で描かれることが多いことから、亥年生まれの人の守り本尊だそうです。
なので、迎えてくれるのは、狛犬ならぬ、狛イノシシ。

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この狛イノシシさん、後ろ姿がSo Cute!

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父親が亥年なので、お参りをして、お守りもいただきました。

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ふらっと立ち寄っただけでしたが、珍しい狛イノシシも見れたし、開運・勝利のご利益もあると
いうし、ちょっと得した気分でした。
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by simo_kuri | 2011-08-25 01:18 | 遊ぶ

夏の京都旅行 その3

京都の1日目もそろそろ終わり。

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ゆるゆると東山を歩きます。

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八坂の塔に日が暮れる。

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向かった先は、清水寺。
お盆に近いこの時期のお参りは『千日詣り』といい、1日のお参りで千日分のご利益が
ある言われています。
そして、『千日詣り』の期間中は、夜間も拝観できるのです。

清水寺に来るのは久しぶりで、楽しみです。

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まずは、隋求堂。
地下にある真っ暗なお堂の中を、数珠を頼りに歩いて、また地上に戻ってくるという
『胎内めぐり』ができます。

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これ、おばけ屋敷みたい薄暗いだけで多少は明かりがあるんだろうと思ったら、
途中からほんとに真っ暗闇になって、すぐ目の前にいるはずの人の姿も見えない。
左手で握った数珠だけを頼みにおそるおそる進むけれど、何度か前の人にぶつかりました^^;

普段の生活では体験できないもので、面白かったです。

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こころなしテンションがあがって、さらに境内を奥へ。

お堂の軒下には、南部鉄器でできた風鈴。
鉄器の風鈴は、ガラスのものより音が柔らかく、胸に沁みます。

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清水の舞台の上から見えるのは、レーザービームと京都タワー。

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もちろん本堂にもお参りしました。
千日詣りでは、普段は入れない内々陣もお参りできます。
ろうそくの明かりに照らされた二十八部衆は、かっこいい!

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千日詣り特製のお札も貰ってくることができました。
1年間お祀りしたら、翌年の千日詣りの時に、返して、また新しいお札をもらうように、
と書いてあったけれど、果たして来年も来れるのか?

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清水の舞台って、そこから眺める景色もいいのだけど、私としては、その下の木組みに
どうしても目が行ってしまう。

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特に建築の知識があるわけではないから、単に好きなだけなんですけどね。

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清水寺の夜間拝観というと、春の桜や秋の紅葉の頃が有名だけど、夏の夜間拝観もよいものです。

千日詣りの後は、四条の鴨川べりに移動。

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『京の七夕』の鴨川会場です。
鴨川と堀川の二か所に分かれて、七夕飾りのライトアップやライブ、屋台などの催しがある
夏のイベント。
今年で2回目だとか。

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それぞれの願いが込められた短冊が川沿いに連なります。

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東の岸もライトアップ。
水面に映る光が、ゆるやかに色を変えている様には見入ってしまいました。

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京友禅と吹き流しのオブジェ。
川床でお酒のみながら、この景色を見られたら素敵だろうなぁ。

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三条辺りまで行くと、風鈴灯という行灯が。

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竹で編んだかごの中に灯りを灯した風鈴が入っているのです。

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こういう灯りを見ると、どうしても亡くなった方のことを思わずにはいられない。
思いがつまった灯りを見ながら、1日目は終わっていきました。
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by simo_kuri | 2011-08-19 01:22 | 遊ぶ

夏の京都旅行 その2

お昼を食べてから向かったのは、今回の旅の目的1つめ。
重森三玲庭園美術館』。

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東福寺の方丈庭園を造った昭和の作庭家、重森三玲の旧宅です。
2006年から『重森三玲庭園美術館』として、お庭や茶室などが公開されているのです。

去年、東福寺のお庭を見て以来、重森三玲の作品がすごく好きになって、この旧宅には
一度は行ってみなくては、と思っていました。

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場所は京大の南、吉田神社の近くなのですが、一見すると普通のお家のようにも見えるので、
実は一回通り過ぎてしまいました^^;

でも、よく見ると細かい意匠もモダン。
ただし、こちらの建物の中は非公開。

見学は、敷地の東側の書院と庭園。

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建物の管理・運営をしていらっしゃる方(恐らく、三玲さんのご親族)の解説を聞きながら、
お庭を眺める。
額縁庭園になっています。

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大きな石をダイナミックに配置した枯山水のお庭ですが、庭木が多いのが面白い。

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波を表現した敷石が、いかにも三玲。

お庭の左右には、桜が配置されていて、これは重森三玲の奥様の依頼で植えたものだとか。
桜の花が咲く頃のこのお庭も見てみたいな。

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お庭の奥には、『好刻庵』というお茶室があり、こちらも見学できます。

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市松模様の波が描かれたふすまがとっても印象的です。
欄間には、藤の花の透かし彫り。

写真には撮れなかったけれど、ふすまの引き手や照明など隅々まで三玲プロデュース。
さり気ないけれど、細かく行きとどいた気遣いや趣向が心地よい。

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通り一遍の解説ではなく、お庭を守る方のリアルなお話が聞けたもの面白かったです。

苔が美しいという、冬や初夏にも来てみたいものです。

目的の1つが達成されて満足したところで、今度は南へ。
祇園の花見小路です。

しかし、暑さに耐えきれず、おやつ休憩を取ることに。

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路地を少し奥に入ったところにあるのが、『祇園NITI』さん。

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天然氷を使ったかき氷が食べられる和カフェです。
かき氷の他にも、自分で炙って食べるおかきや、おぜんざいなどのメニューもあります。

でも、とにかくあっついので、迷わずかき氷。
抹茶宇治金時と迷ったのですが、季節の果実のかき氷をオーダーしました。

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いちじくのかき氷です。
珍しいですよね。

淡いピンク色がなんとも愛らしい。

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シロップというよりは、果物のピューレをかけたような。
いちじく本来のほのかな甘みが、天然氷のふんわりした食感に合って、とっても優しい味です。
かき氷というと、「キーン」と冷たいイメージですが、ここの氷は冷たさが尖ってなくて、
丸みがあって、自然と体になじむ感じ。
1200円というかき氷にしては高いお値段も納得です。

ちなみに、季節の果実はもう一つ、メロンもありました。
こちらも、いわゆるメロンシロップではない、生のメロン。
メロンも美味しそうだったなぁ。

涼しい所で一休みして、元気を取り戻したので、お次は、『六道珍皇寺』。
かつて鳥辺野の葬場の入り口にあったことから、ここは現世と冥界の接点、「六道の辻」
と呼ばれています。

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この日は「六道まいり」の最終日。
お盆に祖先の霊をお迎えする行事です。

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境内は「六道まいり」をする多くの方で賑わっていました。

ここを訪れたのは、第一に、小野篁が冥界に通ったと言われる井戸を見てみたかったのと、
第二に、「六道まいり」がどんな行事なのか見たかったから。

でも、お盆の時期は井戸の公開はされていませんでした。

そして、亡くなった家族を迎えようとおまいりする人たちを見て、単純な観光気分で
おまいりに来たことを反省しました。
単なるイベントなのではなく、人が生活し、家族を思う気持ちのこもったおまいりは、
大切にしなくてはいけないですね。

今度は気をつけておまいりしたいと思います。

とはいえ、やっぱり小野篁の井戸が見てみたいことは変わらないので、また来てみようと
思っています。
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by simo_kuri | 2011-08-18 00:34 | 遊ぶ

夏の京都旅行 その1

夏休みを使って、夏の京都に一人旅に行って来ました。

「夏の京都は暑い」と、色んな人からさんざん言われていて、覚悟もしていたのですが、
旅行の前日から、日本中が猛暑に襲われ、尋常じゃない暑さ。

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まだ午前中だっていうのに、太陽さんさん。
体温より気温の方が高いって、どうよ。

それでも、せっかく京都に来たのだから目いっぱい楽しむぞー。
ということで、京都に着いてまず向かったのは、御所脇にある『廬山寺』。

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紫式部の邸宅跡地で、ここで「源氏物語」が執筆されたといわれています。

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ここのお庭は、『源氏庭』と呼ばれています。
敷き詰められた白砂と苔の緑の対比が目に鮮やか。

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ちょうど桔梗が見ごろを迎えていて、ハッとする美しさ。
このお庭、好きだなぁ。

廬山寺を出たら、今度北に進んで、京大方面へ。
歩いていたら、駐車場の塀に何やらダイナミックな象の落書き?が。

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妙に目が離せなくて、思わずパチリ。
家に帰ってから調べてみたら、木村英輝というアーティストさんの作品みたいですね。

日差しはきついけど、てくてく歩くと思わぬものに出会うから面白い。

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汗だくになりがらも、百万遍に到着。

この日のお昼ごはんは、京大の東門近くにある『アンダンテ エカンタービレ』さんと決めていました。

路地裏にある小さなお店で、店内はカウンターで8席のみ。
かおるこさんという店主さんが一人で切り盛りしています。
4月~9月はオリジナルのハーブカレー、10月~3月は生パスタがメニュー。

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伺ったのが13時過ぎで、ごはんがなくなってしまっていたのですが、お願いして、
冷凍していたごはんをほどいてランチを出してもらいました。
ほんとは、「今からごはんを炊きましょうか?」とも聞いてくれたのですが、この後の予定が
迫っていたので、ちょっと無理を聞いてもらってしまいました。

カレーの見た目は、グリーンカレーのようですが、フレッシュハーブのペーストをベースにしている
からで、生姜や鶏のスープの味が効いた、和風のスープカレーです。
中には、ごろりんとした鶏のから揚げが3つも入っていて、ボリュームもあります。

ほどよい辛みも野菜や鶏の旨みたっぷりのスープも、とても私好み。
店主さんの温かくて真摯な人柄が、料理にも表れているようで、食べると元気になれます。
こういうの、自分でも作れたらよいのになぁ。
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by simo_kuri | 2011-08-17 00:58 | 遊ぶ

秋田旅行 その3

秋田2日目の朝ごはんは、きりたんぽ。

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ジュンサイとダシ、ナメコと山菜付き。
あ、写真だときりたんぽが見えませんが。
ちゃんと、比内地鶏の身とスープも入って、朝から元気の出るごはんでした。

この日は、男鹿半島巡り。
友人Kの車で進んでいくと、行く手に大きな人影が!

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近くで見るとこの迫力。

ここは、男鹿総合観光案内所。
道の駅のような、サービスエリアのような。
情報収集がてら、一休みです。

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ババヘラアイスが売っていたので、おやつにすることに。
今回秋田に行って初めて知ったのですが、秋田では色んな所でババハラアイスを売っているのを
見かけました。
国道沿いにぽつんとパラソルを指しておばちゃんが一人でやってたりするのです。

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おばちゃんが、ヘラですくってアイスを盛ってくれるから、「ババヘラアイス」。
黄色とピンクのアイスが混じっていて、上から見ると、バラの花のようで愛らしい。
一応、黄色はバナナで、ピンクはイチゴ味らしい・・のですが、よくわからず。
でも、アイスクリンとシャーベットが混じったような、素朴でさっぱりとした味わいで、
美味しかったのです。

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この日もよいお天気。
海が見えるとテンションが上がります。
海釣りをする人が多いのか、コンビニの入り口近くには、釣りエサの入った冷凍庫。
こんな風に、コンビニで釣り餌売ってるの初めて見たー。

海沿いを離れて、山の方へ。
途中で見つけた「なまはげ直売所」。

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なまはげを売っているのか? なまはげが売っているのか?

さて、この日の目的地、『なまはげ館』です。
友人Kが、前から来てみたかったのだとか。

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なまはげの由来や装束が展示され、小さいですが中々見どころがある所でした。

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韓国ドラマの『IRIS』でイ・ビョンホンが着たというなまはげの衣装も展示されていました。

そして、なまはげの格好をして、ご満悦の友人K。

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となりの茅葺き屋根の家は『男鹿真山伝承館』という名前で、なまはげの実演が見られます。

なまはげは、迎える側のお家でも訪れるなまはげにも色々としきたりがあるそうです。
まず、「先立(さきだち)」と呼ばれる案内人が、家を訪れて、なまはげを呼び入れてもよいか、
家の主人にお伺いをたてます。

家の主人からOKが出ると、なまはげさんが入ってくるのです。
意外と礼儀正しいのね、なまはげさん。
ま、入って来る時は、戸をドンドン叩いたり、ウォーと叫びながらだけどね。

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「ナマケモノはいねがー!」「わるい子はいねがー!」と家の中を歩き回ったら、
お膳が出てきて、もてなしをうけます。

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そして、閻魔帳ならぬ、なまはげ台帳(表紙はダンボール)を取り出して、
「ん、ここの嫁は、料理は上手だが、掃除をしねぇと書いてあるぞ」とか
「子供たちは、宿題しねぇでゲームばかりしているぞ」などと、家の者たちが一年をどんな風に
過ごしたかを話して聞かせます。
最後に家の主人に、家の者の躾けをしっかりして家をおさめろ、と言い置いて帰って行きます。

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なまはげさんの手が、しっかりと働いてきたいい手で、じっと見入ってしまいました。
手って、その人の生き方や人柄が出るものなのだなぁ。

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なまはげを堪能したら、そろそろ帰りの新幹線の時間が気になる時間。
せっかくだから、と男鹿半島を海に沿って下って帰ろう、と行きと違う道を行ってみたら、
思いのほか遠回りになって、もしかしたら、新幹線、間に合わないかも・・という状況。

それでも、帰り道、お菓子のゴンタロー、というお店でシロクマのムースをお買い上げ。
ガイドブックで見て、どうしても買いたかったのです。
ゆっくり食べる暇はなかったので、Kが運転する横でムシャムシャ。

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男鹿半島の水族館にシロクマがいるらしいのですが、いやぁ、特徴をとらえていて、
リアルなのに、ちゃんとかわいらしい。
お味の方もステキでした。

結局、新幹線の出発5分前位に駅に到着。ほんとにギリギリでした。
おかげで、お土産を買う暇がなかった。

がっかりしていたら、後日、Kから特製の秋田お土産便が送られてきました。
きりたんぽやら、比内地鶏のスープやら、いぶりがっこやら。
ありがとう、K。

夏の秋田もよかったのですが、今度はきりたんぽ鍋と温泉でゆったり温まる冬の旅にも
いってみたいものです。
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by simo_kuri | 2011-08-03 23:59 | 遊ぶ

秋田旅行 その2

市内観光の後は、秋田市民市場で夕ご飯の食材をゲットして、友人Kのお家へ。

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道中は、青々とした田んぼが連なる。
さすがは、米どころ秋田。

Kは動物生態学の研究をしていて、秋田では減反政策などで耕作放棄地となった田んぼの動物分布を
調査しています。
帰りがけに調査地に連れて行ってくれました。

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作業着を羽織って、魚取り網を手に用水路で生き物を探すK。

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普段こんな風に調査をしているのかぁ、と興味深い。

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もうすぐカエルになるおたまじゃくしを捕獲。
ほかにドジョウもいました。

日も暮れて、Kのお家で宴会。

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ハタハタの塩焼き、オクラ、すじこ、ミズのとろろ、Kお手製のダシ。

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岩ガキに白貝の白ワイン蒸し。

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お酒はLA CHAMTE。
あきたこまちで作ったスパークリング清酒です。
これが、フルーティで実に飲みやすかった!
岩ガキにもぴったりでした。

秋田食材がたくさんのご飯、美味しかった~。
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by simo_kuri | 2011-08-02 01:04 | 遊ぶ

秋田旅行 その1

青い空の下に広がる緑の波。

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春から秋田で仕事をしている友人Kを訪ねて、一泊旅行に行ってきました。

東京から秋田までは新幹線。
ちょうど東日本パスの使える時期だったので、片道16000円の新幹線代が10000円に。
東日本パス、ステキすぎる。

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写真に写っている左側は、青森行きの「はやて」。
右側が秋田行きの「こまち」。
東北新幹線は、盛岡で、青森行きと秋田行きで二手に分かれるのです。
乗る前に確認したけど、間違って、はやてに乗ってたらどうしよう、と少し心配になったりする。

新幹線の出発時間は、朝の6時28分。
眠~い~。

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でも、朝ごはんはちゃんと食べる!
もちろん、駅弁です。
電車で旅行の楽しみは、コレだよね。

美味しく頂いて、後は睡眠をとったり、本を読んだり。
仙台、盛岡までは、結構早いと思ったのに、そこから先がえら~く、なが~い。
もう、いいかげん、電車に乗ってるの飽きたなぁ、と思ってしばらくしてから、秋田に到着。

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ちなみに、到着時刻は、10時50分。
都合、4時間半。秋田、遠いよ!

電車に乗っていただけど、もうお腹が減ってきたので、お出迎えに来てくれた友人Kの車に乗って、
早速稲庭うどん屋さんへ。

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秋田駅近くの無限堂さんです。
細めでツルツルの稲庭うどん、するするとお腹に入って、夏にはぴったりです。

お腹が落ち着いたところで、Kの案内で市内を観光です。

まずは、「赤れんが郷土館」。

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旧秋田銀行の本店で、明治45年にできたもの。

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クラシカルな装飾や調度品を眺めるのは楽しい。
金庫室だったところには、秋田の美術工芸品などが展示してあります。

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規模は大きくありませんが、歴史を感じさせる良い建物です。

赤レンガ郷土館からほど近いところに、別館として「ねぶり流し館」という建物もあります。
ねぶり流しとは、秋田のお祭り「竿燈祭り」の起源といわれる七夕行事のこと。
ここでは、竿燈をはじめとする民俗行事や芸能の保存伝承、後継者の育成を行っています。
ちなみに正式名称は、「民俗芸能伝承館」

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休日には、竿燈の実演も行われています。
ねぶり流し館につくと、ちょうど実演が始まったところ。

竿燈は、長い竹竿にいくつも提灯を連ねたもの。
この竿燈を手のひらや額、肩、腰に乗せてバランスをとるのです。

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竿燈がどんなものかは知っていましたが、実物を見るのは初めて。
近くで見ると迫力あります。

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竿燈には、大きさによって「大若」「中若」「子若」「幼若」と呼ばれています。
大人用の「大若」は、高さ12m、重さは50Kg!
実演では、天井の高さが足りないので「中若」を使っていましたが、それでも30Kg。

そんなに重くて長くて不安定なものを片手や腰で支えるだなんて。

一通り実演した後は、体験教室。

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さすがに30Kgはムリなので、「子若」(15Kg)と「幼若」(5Kg)で。
私も「幼若」を持たせてもらいました。
5Kgなので、普通に持つ分には平気。バランスもそこそこ取れます。
ただ、少しでも倒れ始めるとすごいGが。
重力+てこの原理で重みが増すのです。
これ、難しいわー。

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最後に、それまで解説に徹していたおじいさま達が熟練の技を見せてくれました。
先に実演を見せてくれた筋肉質な若いもんよりも、このおじいさま達の方が、
抜群にバランスがいい!
難しいといわれる腰での演技も軽々。

さすが、ベテラン!
こういう技がこれからも続いていってほしいものです。
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by simo_kuri | 2011-07-28 01:07 | 遊ぶ

スペイン旅行 ~バルセロナ ガウディいろいろ~

今回のスペイン旅行では、ガウディの作品をできるだけ見てやろうと思っていたので、
ガウディの話はまだ続きます。

サグラダ・ファミリアの次に行きたいと思っていた所。
『コロニアル・グエル教会』。

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スペイン広場からカタルーニャ鉄道に乗って30分ほどのバルセロナの郊外にある教会です。
ガウディは、この教会を作るために、10年もの歳月を費やして「逆さ吊り実験」を行いましたが、
工事は10年を待たず中断され、今も未完成のままです。

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現在では、中断までに完成していた半地下の講堂が、礼拝堂として使われています。
未完成ではあっても、ガウディの最高傑作と推す人もいる、美しい教会です。

電車に乗っていると、景色がどんどんのどかになっていく。

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降りたのは、その名も「コロニアル・グエル駅」。
世界遺産のある駅だっていうのに、私と一緒の電車で降りたのは、わずかに1組。
そして、無人駅。
ほんとうに、静かで穏やかな所です。

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駅から教会では、歩いて15分ほど。
青いペンキで教会の受付まで足あとの道案内。

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コロニアル・グエルというのは、ガウディのパトロンだったエウセビオ・グエルが
繊維工業住宅地区として建設した所。
古い街並みと緑に囲まれて、散策しても面白いところです。

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街の中のインフォメーションセンターで入場料を払って、いざ教会へ。
特に受付とかないから、「いいのかなー?」と思いながらもそのまま入ろうとしたら、
近くの椅子で休んでいるようにしか見えなかったお姉さんが急に寄って来て、「チケットを見せて」と言う。
ちなみに、下の写真のお姉さんね。入場してからこっそり撮ってみた。
携帯に夢中っぽいのに、よく気がついたものだ。

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あー、一応チェックするのねーと思うも、パンフレットはもらったけど、チケットらしきものをもらった覚えのない私。
困っていたら、「レシート見せて」と言われる。
どうやら、レシートがチケット代わりになっているらしい。
んー、わかりづらいよ!

そうそう、チケットと言えば、スペインでは多くの場合半券を切り取ったりしません。
適当にぴりっとチケットにやぶれ目を入れるだけ。
まぁ、ゴミも出ないし、スタンプとかの道具も要らないし、やぶれ目だけでも用は足りるから
合理的と言えば合理的。
でも何となく、テキトー。お国柄だろうか?

さて、教会の中です。

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半地下ということもあってか、石造りの礼拝堂は、ひっそりひんやり。
外は、これでもかっ!と言う位に、お日様サンサンなのに。

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ここでも、ステンドグラスの美しさは際立っている。

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採光性と通気性を考えた窓。
四方のパーツが対角線を軸にしてそれぞれ回転するようになっているのです。
まるで蝶の羽のよう。

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完成していたら、この教会も素晴らしいものになっていただろうに。

ガウディ作品で、忘れてならないのが、バルセロナの北部に位置するグエル公園。

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ガウディのパトロンだったグエル氏の名を冠したこの公園は、ガウディとグエルが
分譲住宅地として開発しようとした所です。
実際に住宅も建てられたのですが、買い手がつかず、計画を断念。
今は市の公園となっています。

ちなみに、わずかに売れた3戸の住宅のうち、1つはグエル、もう1つはガウディが買ったもので、
ガウディが住んだ家は、博物館として残っています。

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ピンク色の外装もラブリーなお家。
これ、スペインだから違和感ないけど、日本で建てたら
「あぁ~、なんてこの色にしちゃったんだろうね~??」って感じの色だなぁ。
やっぱり、スペインの風土と日本の風土では、似合う色が違うのだなぁ、としみじみ。

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斜めの柱が印象的な回廊。
どことなく南米の雰囲気もある。
日差しが強くて、歩いているとジリジリと暑いのに、日陰に入るとひんやり。
湿気がないとこんなにも涼しいのか。

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高台の広場は、ぐるりとタイル張りのベンチ。

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ぐねぐねと波状になったベンチは、観光客に大人気。
実際、ひんやりとして、座り心地もよいのです。

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広場の下は、ギリシア神殿の柱が林立するスペース。
もの売りのお兄さん、お姉さんがたくさん。

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ここの天井も一面タイル張りです。

そして、グエル公園いえば、「トカゲ」!

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バルセロナのシンボルのようになっていて、お土産屋さんでもよく見かけます。

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本物ももちろん人気者で、記念撮影をする人であふれていました。
まぁ、私もトカゲくんと写真、とってもらいましたが。

さて、最後に、外観だけ見に行ったガウディ建築たち。

グエル別邸のドラゴンの門扉。

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外尾悦郎さんがこの扉のデザイン性と機能性を絶賛していたので、見に行かずにはいられなかった所。

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見るだけではなく、実際に動かして見たかった・・

それから、グエル邸。

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グエル邸は、現在改修中のため入れず。
建物の内部も素晴らしいと聞いていたので、残念でした。

そして、カサ・ビセンス。

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ガウディの初期の作品で、イスラム風味を漂わせた建物です。

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発注者のビセンス氏がタイル業者だったこともあって、タイルが多用されています。
個人宅のため、見られるのは外観のみ。
しかし、この建物はさすがには、住みたいとは思わないなぁ。

私がバルセロナで見たガウディ建築は、これで全部。
次は、グラナダのことを書こうと思います。
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by simo_kuri | 2011-06-16 00:34 | 見る