山種美術館は、恵比寿からも近いので、おやつの時間は『
歩粉』さんで。
着いたのは15時過ぎで、ちょうどおやつタイムだったので、満席でした。
内からただよう小麦粉の焼ける香ばしい匂いに胸を躍らせながら、お店の外にちょこんと並ぶ
イスに腰掛けて待つことしばし。
店内は、15席ほどの小さな作り。
白雪姫にでてくる、七人の小人のお家のような。
窓から外を眺めたら、みどりの木々が広がっていそうな気がするのに、実際には高いビル群。
なんだか、ここは恵比寿じゃないみたいだ。
『歩粉』さんに来たからには、ぜひともデザートフルセットを頼みたい!
でも、私もKも一人では食べきれない!
ということで、二人でシェアすることに。
飲み物は、Kがコーヒー、私が紅茶。
紅茶はもちろん、ポットで。
足し湯もしてもらえます。
デザートセットは、スコーンやケーキが少しずつのったプレート2つの構成。
1皿目は、黒いお皿。
スコーン、豆乳のくずもち、エッグクラッカーサンド。
こちらは定番メニューみたい。
どれも甘みが抑えてあり、素材の味がしっかりと味わえます。
「甘いもの」好きにはちょっと物足りないかも?
気に入ったのはスコーン。
世の中、「ふわふわ」と「もちもち」と「とろーり」で、回っているのじゃないかと思うこのごろ、
これだけサクっとカリっとな食感は新鮮。
こういうしっかりしたビスケット感は大好きです。
このスコーンに、クリームのせて食べると、また、笑ってしまうくらいに美味しい。
甘すぎず、しっとりとしているのに、口当たりは軽い。
素材の良さなのでしょう。
2皿目は、白いお皿。
月替わりのメニューで、6月は杏。
杏とヨーグルトのチーズケーキ、杏のシフォンケーキ、杏のパンプディング。
甘酸っぱい杏の風味が存分に味わえるプレート。
Kはチーズケーキがいたくお気に召したようで、「これ一番好きー!」と言いながら、
愛おしそうに大事に食べていました。
そういえば、私はKほど食べ物を丁寧に慈しんで食べる人を知りません。
食べ物に感謝して、愛情を持って食べることができるって、美徳の一つだと思う。
フルセットは、2100円とデザートとしては高めですが、この内容なら大満足です。
お腹も心も満たされました。
ちなみに、『歩粉』さんではテイクアウトもできます。
ジンジャーケーキ、ビスコッティ、クッキー、はちみつなど。
スコーンも一人一つお持ち帰りできるそうなのですが、この日のテイクアウト分は終わってしまって
いました。
確かに美味しかったもんなぁ。
また食べたいなぁ。