前回の記事だけじゃ、一週間いたスペインの魅力がもったいないので、少しずつご紹介です。
まずは、バルセロナのゴシック地区。
バルセロナは、ボルン地区、モンジュイック地区、エシャンプラ地区などいくつかの地区に
分かれているのですが、ゴシック地区はその一つ。
旧市街の中でも特に中世のゴシック建築が多くのこる地域です。
これは、カテドラル。
聖堂の地下には、バルセロナの守護聖女サンタ・エウラリアが眠っています。
高い天井に鮮やかなステンドグラスのゴシック様式の教会です。
この日は、日曜だったので司祭様によるお説教中でした。
ミサ中でも、周りは自由に見学ができます。
聖堂の左右の壁に沿って、マリアや聖人達を祀った礼拝堂が並んでいます。
ちょっとわかりにくいのですが、鉄の門と柱で分けられた一区画がそれぞれ一つの礼拝堂なんです。
何だか不思議なのは、キリスト教は一神教だけれど、祈りを捧げる対象がたくさんあること。
マリアを始めとして、十二使徒やらパウロやら。
"神"という位置づけではないけれど、宗教が一般に広まって行く過程で、より民衆に近く、
わかりやすい信仰の対象は必要なものなのかもしれない。
まぁ、仏教でも、色々な仏様や天部の神様やら十二神将やら色々いるものね。
話を戻して。
日曜日は、カテドラル前の広場では、カタルーニャ地方の伝統の踊り「サルダーナ」を見ることが
できます。
お年を召した方がほとんどでしたが、みんな楽しそう。
寄付をすると誰でも輪に入って踊ることができます。
右の写真は、フランスから来たと思われる女の子たちに踊りを教えるおじいさん。
この後、私とHも輪に入れてもらいました。
ラテン民族の伝統舞踊だから、陽気なワイワイした音楽なのかと思いきや、意外と穏やかで、
少し哀しげな曲調で、踊りは簡単そうに見えるのに、実際にやると結構難しい。
ゴシック地区は、古い街並みのあちこちに、雑貨屋さんやお菓子屋さんや服屋さんがあって、
老舗もあり新しいお洒落なお店もあり、で、歩いていて楽しいところです。
谷中にも似てるかも?
お菓子やさんのショーウィンドウは、見るだけで胸が躍る♪
私は行かなかったのですが、お店のほかにも、ピカソ美術館やダリ美術館などもあるので、
買い物もアートもカバーできるオトクな地区です。
時間があれば、まるまる一日、ブラブラと歩き回ってみたい場所でした。