秋田2日目の朝ごはんは、きりたんぽ。
ジュンサイとダシ、ナメコと山菜付き。
あ、写真だときりたんぽが見えませんが。
ちゃんと、比内地鶏の身とスープも入って、朝から元気の出るごはんでした。
この日は、男鹿半島巡り。
友人Kの車で進んでいくと、行く手に大きな人影が!
近くで見るとこの迫力。
ここは、男鹿総合観光案内所。
道の駅のような、サービスエリアのような。
情報収集がてら、一休みです。
ババヘラアイスが売っていたので、おやつにすることに。
今回秋田に行って初めて知ったのですが、秋田では色んな所でババハラアイスを売っているのを
見かけました。
国道沿いにぽつんとパラソルを指しておばちゃんが一人でやってたりするのです。
おばちゃんが、ヘラですくってアイスを盛ってくれるから、「ババヘラアイス」。
黄色とピンクのアイスが混じっていて、上から見ると、バラの花のようで愛らしい。
一応、黄色はバナナで、ピンクはイチゴ味らしい・・のですが、よくわからず。
でも、アイスクリンとシャーベットが混じったような、素朴でさっぱりとした味わいで、
美味しかったのです。
この日もよいお天気。
海が見えるとテンションが上がります。
海釣りをする人が多いのか、コンビニの入り口近くには、釣りエサの入った冷凍庫。
こんな風に、コンビニで釣り餌売ってるの初めて見たー。
海沿いを離れて、山の方へ。
途中で見つけた「なまはげ直売所」。
なまはげを売っているのか? なまはげが売っているのか?
さて、この日の目的地、『
なまはげ館』です。
友人Kが、前から来てみたかったのだとか。
なまはげの由来や装束が展示され、小さいですが中々見どころがある所でした。
韓国ドラマの『IRIS』でイ・ビョンホンが着たというなまはげの衣装も展示されていました。
そして、なまはげの格好をして、ご満悦の友人K。
となりの茅葺き屋根の家は『男鹿真山伝承館』という名前で、なまはげの実演が見られます。
なまはげは、迎える側のお家でも訪れるなまはげにも色々としきたりがあるそうです。
まず、「先立(さきだち)」と呼ばれる案内人が、家を訪れて、なまはげを呼び入れてもよいか、
家の主人にお伺いをたてます。
家の主人からOKが出ると、なまはげさんが入ってくるのです。
意外と礼儀正しいのね、なまはげさん。
ま、入って来る時は、戸をドンドン叩いたり、ウォーと叫びながらだけどね。
「ナマケモノはいねがー!」「わるい子はいねがー!」と家の中を歩き回ったら、
お膳が出てきて、もてなしをうけます。
そして、閻魔帳ならぬ、なまはげ台帳(表紙はダンボール)を取り出して、
「ん、ここの嫁は、料理は上手だが、掃除をしねぇと書いてあるぞ」とか
「子供たちは、宿題しねぇでゲームばかりしているぞ」などと、家の者たちが一年をどんな風に
過ごしたかを話して聞かせます。
最後に家の主人に、家の者の躾けをしっかりして家をおさめろ、と言い置いて帰って行きます。
なまはげさんの手が、しっかりと働いてきたいい手で、じっと見入ってしまいました。
手って、その人の生き方や人柄が出るものなのだなぁ。
なまはげを堪能したら、そろそろ帰りの新幹線の時間が気になる時間。
せっかくだから、と男鹿半島を海に沿って下って帰ろう、と行きと違う道を行ってみたら、
思いのほか遠回りになって、もしかしたら、新幹線、間に合わないかも・・という状況。
それでも、帰り道、お菓子のゴンタロー、というお店でシロクマのムースをお買い上げ。
ガイドブックで見て、どうしても買いたかったのです。
ゆっくり食べる暇はなかったので、Kが運転する横でムシャムシャ。
男鹿半島の水族館にシロクマがいるらしいのですが、いやぁ、特徴をとらえていて、
リアルなのに、ちゃんとかわいらしい。
お味の方もステキでした。
結局、新幹線の出発5分前位に駅に到着。ほんとにギリギリでした。
おかげで、お土産を買う暇がなかった。
がっかりしていたら、後日、Kから特製の秋田お土産便が送られてきました。
きりたんぽやら、比内地鶏のスープやら、いぶりがっこやら。
ありがとう、K。
夏の秋田もよかったのですが、今度はきりたんぽ鍋と温泉でゆったり温まる冬の旅にも
いってみたいものです。